スキーの真髄を求めて!

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松ノ木敏雄×兼子稔】

このキャンプは、スキーの“本質=滑らせる”を体験する特別キャンプ。スキーは、同じ条件で繰り返し再現できないスポーツ。雪質、斜面、速度、ターン弧——すべてが毎回違う。だからこそ「本質」を理解していないと、応用が効かない。今回のキャンプでは、現代トップレベルの滑りと、スキーの原点を知るレジェンドの思想が交わる、唯一無二の体験と言えそうです。

兼子稔(元SAJナショデモ)は、競技でもレッスンでも“滑りの質が変わらない”ことで知られるプロスキーヤー。彼の滑りの特徴は、「柔らかくスムーズなスキー操作」、外力を受ける局面での関節のしなやかな吸収、ターン前半〜後半まで力の流れが途切れない、スキーのたわみを自然に引き出す、外スキーの荷重位置が常に適正で、軸がぶれない、その結果、どんな雪でも滑らかに流れるようなターンが生まれます。

松ノ木敏雄(レジェント)は、長年“スキーの本質=滑ること”。形ではなく「滑走の本質」、力ではなく「雪との調和」、技術ではなく「運動の流れ」が重要だと一貫して説いています。自然と対立せず、自然と調和して滑る。外力を受け入れ、雪面と喧嘩せず、スキーの性能を引き出す。これは現代技術選のトップ選手にも通じる普遍的な思想。

松ノ木敏雄と兼子稔、世代も背景も違う二人に、実は共通点は、「滑らせる」ための運動を最重要視していること。圧雪バーンでのスムーズなターン、悪雪での外力の受け方、緩斜面での基本運動、中急斜面での流れのつなぎ方、どんな状況でも“滑らせる”ための身体の使い方を、二人がそれぞれの視点から丁寧に伝えてくれます。

このキャンプは、単なる技術講習ではありません。雪と調和し、スキーと対話し、「滑らせる」ことの意味を身体で理解する2日間でした。